~ お子さまの“未来の美貌と健康”を
左右する大切な時期 ~
自分の子供は、出来るだけ「美男・美女」になるように育てたいと、親なら誰でも思います。
またそれ以上に、「いつまでも健康でいて欲しい」と願うものです。
もしこの2つのポイントを、ママさん・パパさんが本当に大切に考えるのならば、
ただ、「むし歯がないか?」ということだけでなく、
お子様の
「お口の成長が正しい方向に進んでいるのか?」
に注意を払っていただくことがとても大切です。
小さな頃からお子様の
お口の成長に注意を払い、
適切な時期に適切な対応を行えていた場合
お子様のお口の成長に無関心で、
なんらかのトラブル(悪い癖など)・
リスクを抱えたまま
お口(歯や顎の骨など)の成長が進んでしまい、
歯や骨の成長が終わってしまうと…
2歳~12歳くらいまでの歯の生え変わり、顎の骨の成長、むし歯などの原因になる生活習慣や悪玉細菌の感染状況の結果が、未来のお子様の見た目や健康に大きな差をもたらすことになるのです。
不正咬合や口ゴボなどは、13歳以降でも矯正治療などで改善は可能ですが、せっかく生えてきた大人の歯(永久歯)をわざわざ抜いての歯並びを改善する矯正治療が必要になったり、場合によっては、顎の骨を削るなどの外科処置により、骨格や歯並びを改善するなど大掛かりな治療を要するケースもあります。
もちろん、それらの治療には80万~の矯正治療費がかかってくることがほとんどです。
もし、しっかりとむし歯のケアだけでなく、大切なお子様の歯や顎の骨の成長を、大人になるまでしっかりと二人三脚で確認し、アドバイスしてもらえる「かかりつけの歯医者さん」があれば、大人に近づいてから大がかりな治療を行ったり、歯を抜いたり、骨を削ったりせずとも、可愛い、カッコいいお顔になれるかもしれません。
当たり前のことですが、生まれたばかりの赤ちゃんには歯は1本もなく、成長の過程で、
という大きな成長の流れのなかで、お口の構造が成人を迎える20歳ごろに完成していきます。
歯の生え変わりについては、多くのママさん、パパさんが気に掛けるところではありますが、意外と「顎の大きさ」つまり、顎の成長については、あまりよくご理解されていない保護者の方も多いように思います。
歯は顎の骨に支えられて自立しているのですが、顎の骨が十分に成長を遂げられない状況が生じている際に、様々な未来の骨格的なトラブルや歯並びのトラブルが生じることになります。
顎の成長が十分になされず、こどもの歯よりも大きく、また数が多い大人の歯が萌出されてくると、大人の歯が納まるスペースが不足し、変な方向に歯が生えていかざるを得ないことになります。
これが、いわゆる「不正咬合」、すなわち悪い歯並びの始まりです。また、この問題はお口のリスクだけではなく、実は、お顔、そして身体全体の発育や健康リスクにも関わってくることが知られています。
近年、こどものむし歯は昔に比べると非常に少なくなってきており、小児(12歳児)のむし歯の本数は平均0.2本とも言われています。一方で、6割以上、あるいは8割以上のこどもが「不正咬合」、悪い歯並びであることが指摘されています。
これは、衛生環境は良くなっている反面、食生活・食にまつわる環境が変化し、固い食べ物もよく噛んで食べるという習慣が失われつつあることや、食べ物の嗜好性が変わっていることで、顎の発育が阻害されていることに大きく起因すると考えられています。
その結果として、近年では「口腔機能発達不全症」というお子様の病気が問題視されるようになっているのです。
など、お子様の健康に大きな影を落とすことになります。
リスク1 顔の形の変化
リスク2 歯並びの変化
リスク3 口腔リスクの変化
リスク4 虚弱体質への変化
大切なこととして、
お子さまの歯も、顎の骨も、顔の形も、大人になってから変えることも、
より良い状態に戻すことも難しい
ということを保護者の方々にはご理解いただきたいのです。
つまり、こどもの時期の今、しっかりと状態を検査して把握し、より良い成長につなげるために必要な取り組みがなにかを理解し、子供の時期にしっかりとアクションを起こすことた重要です。
大人になってから、なかなか取返しがつかないのが「成長過程」のトラブルなのですから。
また、こどもの時期に呼吸器など全身の臓器に負荷がかかることで、成長してからも病気がちになるリスクも高まります。
呼吸は、私たち人間にとって24時間365日絶えず行われている基本行動であり、且つ、生きる上で必要不可欠な行為です。
その呼吸が正しくできない状態がつづくと、身体全体に悪影響を及ぼすことが容易に想像できるかと思います。
夜、寝ているお子様のお口を良くご覧になってください。もし、ポカンと開いたままのお口で寝ていたり、鼻炎気味だったり、そのような症状があるようでしたら、一度、お口の状態を歯科医院でチェックしてもらうことをおすすめします。
「生まれたばかりの赤ん坊のお口の中に、むし歯菌はいない」ということを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
むし歯菌の代表であるミュータンス菌(初期のむし歯を発生させる)、ラクトバチルス菌(むし歯をより深く進行させる)などは、もともと人間にいる菌ではありません。
離乳食が始まる時期くらいから周囲の兄弟や大人などとの交流の中でむし歯菌を有する人の唾液を介して感染し、お口の中に侵入していくといわれています。
大人が利用したお箸やコップを子供にも使わせる、また子供同士でも集団でのハミガキや飲み物の飲みまわしなど、様々なシチュエーションで感染する機会はあります。
お口の中にはむし歯菌以外にも沢山の菌が存在しており、歯科医学的に「感染の窓」と呼ばれる「約1歳半から2歳ごろまでの時期」にむし歯菌の感染を防ぐことができれば、その後、むし歯菌が定着しにくくなるということも同時に知られています。
感染の窓に該当する時期は、前歯は既に生えてきて、奥歯も徐々に萌出してきます。ミュータンス菌は空気を好む好気性細菌であり、そもそも歯がなければ存在できないため、土台となる歯ができはじめた直後にミュータンス菌に感染するとその後もずっと定着しつづけてしまうと考えられています。
一方で、この時期にミュータンス菌の感染を防ぐことができれば、お口の中ではその他の菌も沢山増殖して定着していくため、たとえ後からミュータンス菌がお口に侵入してきたとしても、既に他の細菌が領地を確保してしまっているので、ミュータンス菌が定着する余地がないため、むし歯になりにくくなるといわれているのです。
お口の悪玉細菌としてもう一つ忘れてはならないのが「歯周病菌」です。
歯周病菌は空気を嫌う嫌気性細菌であるため、歯ぐきより上には定着しません。
主に歯と歯茎の間の歯周ポケットと言われる部分に多く存在します。
歯周病菌も感染症であり、歯周病菌に罹患している他者からの感染でお口の中に侵入します。
この歯周病菌が定着しはじめる時期は、主に15歳前後と言われており、つまり「大人の歯(永久歯)」が全て生えそろい、大体のお口の構造が完成しはじめた後からということになります。
歯の位置も固定しはじめ、歯周ポケット内の菌が安住しやすいお口の状態が完成しています。
主に中学・高校生の時期に該当し、様々な友人との交流が広がり、接する人の数も非常に多くなります。
「友達とシェア」という形で、様々な飲食物を共に口にするケースもでてくるなど、この時期に歯周病菌に感染すると、歯周ポケットに歯周病菌が主に定着することにつながり、歯周病になるリスクが高まります。
むし歯・歯周病共に、
という特徴があり、もしむし歯や歯周病が発症した場合には、適切な処置を受け、根本リスク・原因の解消を行う必要があります。
その際に、お子様が安心して頼ることができる歯医者さんとして、私たちはお子様との信頼関係の構築に全力を注ぎたいと考えております。
そしてなによりも、むし歯や歯周病にならないお口の環境づくりに、お子様・保護者の方々・我々医療従事者が三位一体となって取り組めるチームワークをしっかりと構築することを目指しております。
お子様との
コミュニケーションを大切に
お子さまの気持ちに
寄り添う診療
当院では、押さえつけたり、無理やりの治療を行っておりません。
お子様が歯の治療を受けるうえでは、不安感や恐怖感が可能な限り少なくなること、そして、歯科医師をはじめ、歯科医院のスタッフを信頼してもらえるよう、お子様と共に尊敬しあえる関係性づくりが大切であると考えております。
笑気麻酔で不安なく、
ラバーダムを用いた治療で
より高品質な歯科治療を
大人でもむし歯の治療は「怖い」「不安」という気持ちはつきものです。ましてや、これまでの人生で一度も歯科治療を受けたことがないお子様や、経験はあっても辛い想いをしたお子様にとっては、歯科治療はより強い恐怖心を掻き立ててしまう可能性があります。
それは、お子さんへのトラウマを与えることになり、歯医者嫌いになり、長い目でみると大人になっても歯医者が嫌いのままで予防処置ができず、歯を失うリスクが高まってしまいます。
当院では、押さえつけたり、無理やりの治療を行っておりません。
歯医者は「痛くない」「怖くない」と理解したお子様は治療も協力的で、大人になっても自分の歯を守ることができます。
お子様が歯の治療を受けるうえでは、不安感や恐怖感が可能な限り少なくなること、そして、歯科医師をはじめ、歯科医院のスタッフを信頼してもらえるよう、お子様と共に尊敬しあえる関係性づくりが大切であると考えております。
そのため、設備に配慮することはもちろんのこと、お子様としっかりと目をみてお話しさせていただくなど、お子様とのコミュニケーションをしっかりと行っていきたいと考えております。
お子様を1人の大切な個人としてお付き合いさせていただき、また、そのお子様が安心して治療を受けられるよう、医療的にも笑気麻酔という精神的なリラックス感をもたらす手法を取らせて頂くことが可能です。治療後に、「怖くなかった」「痛くなかった」とできるだけ多くのお子様からお声をいただけるよう、常に工夫を改善しながら、精神的なケアにも努めて参ります。
当院では株式会社セキムラさんの「サイコリッチ」を笑気麻酔医療機器として利用しており、笑気麻酔について詳しくは、下記のサイトも併せてご覧ください。
当院では、乳歯(こどもの歯)から永久歯(大人の歯)に生え変わる時期(歯列混合期)におけるむし歯のケアの方法や、ご家庭での生活習慣指導なども積極的に行っております。
特に、6歳臼歯と呼ばれる奥歯は、比較的早い時期に生え変わってくることに加え、とても磨きづらく、こどもの時期からむし歯になってしまうことも少なくはありません。
6歳臼歯に関わらず、これから一生涯お世話になる永久歯が万が一むし歯になってしまった場合、少しでも悪化することを防止するためには、「歯の内部への細菌の再感染」を防止しながらの処置が必要不可欠です。
お口の中には、むし歯菌はもとより、歯周病菌など様々な口腔内細菌が存在している可能性があります。治療によって削った歯の中に、だ液が入り込み、細菌が繁殖すると、歯の寿命を縮めてしまう危険性があります。そこで、お子様の歯の治療の際に、だ液からの感染を防止するために行っている事前処置に「ラバーダム防湿」というものがあります。
乳歯から永久歯に生え変わる時期(歯列混合期)におけるむし歯のケアの方法や、ご家庭での生活習慣指導なども積極的に行っております。
まずは、だ液検査でしっかりとリスクを把握し、フッ素を効果的に用いることでむし歯になりにくい歯へと導きます。また、歯科衛生士が楽しくホームケアに取り組めるようサポートし、こどもの頃から予防への意識を高めます。
フッ素入り歯磨き粉を使用すればご家庭でもフッ素塗布はできますが、濃度が低いために予防効果も低くなります。当院では高濃度のフッ素(フッ化物)を直接歯のエナメル質に塗布し、歯質を強化してむし歯の予防につなげています。また当院では、高い効果が期待できるフッ化物洗口剤をはじめとした予防グッズも豊富に取りそろえています。正しい方法を取り入れればむし歯を予防しやすくなりますので、お気軽にご相談ください。
高濃度のフッ素を使うことに抵抗感がある方でも、泡状ですと体積のほとんどが空気です。そのため、使用感も爽快でジェル状のものほど違和感や不快感はありません。
歯医者が何をする場所なのか、またどんな器具を使っているのか、お子様にはよくわかりません。しかし、この「よくわからない」が不安や恐怖の原因になってしまうことがあります。まずはこちらで歯医者がどんなところなのか、お子様と一緒にこちらの「紙しばい」をくわしく見ていきましょう。
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